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カ)フクオカウンユホールディングス
(株)福岡運輸ホールディングス
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-新着情報-
創立70周年、定温輸送の
パイオニアが描く物流の未来
(写真)日本で最初に走った国産第一号機械式冷凍輸送車
創立70周年を迎え、物流業界の構造変革に挑む。法定休日を一気に120日へと引き上げる改革を断行し、愛知県では全自動倉庫の建設に着手。人手不足やコスト増という逆風の中で、「社員第一」の理念にもとづく拠点展開と、成長のアクセルとなる独自のDX戦略で、次世代物流の未来を描く。
拠点網の拡充と初の自動倉庫着工
昨年完成した札幌市の大型冷凍冷蔵倉庫が通年でフル稼働体制に入るほか、2026年度には愛知県一宮市と神奈川県厚木市での新拠点着工を予定。全国規模での拠点整備とインフラ投資を加速している。特に愛知の拠点は、深刻化する人材不足への抜本的な対策として、2階以上を全て自動化する同社初の「全面自動倉庫」として増築する計画だ。一方で、地価や建設コストが高騰する関東圏においては、戦略的な「小規模多拠点化」を推進する。慢性的な交通渋滞による時間距離の課題を考慮し、1箇所への大規模投資を避けて拠点を分散させることで、配送効率の最適化を図る狙いがある。直近では北海道でのM&Aを1件完了させており、自社建設と買収を成長の両輪として着実にネットワークを広げている。
ソフト面では「動態管理システム」や「バース予約・受付システム」を導入し、全部門で現在地や集配状況をリアルタイムに共有できる体制を構築。現場の待機時間削減と業務効率化を徹底し、強みである柔軟な「対応力」に磨きをかけている。
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| (写真)2025年夏に完成したグループの札幌定温運輸㈱の新本社が入る冷凍冷蔵倉庫(北海道) |
休日120日制の導入と
人材確保の新機軸
2026年4月からは、年間休日数を従来の105日から、一気に120日へと拡充。運送業界において365日稼働を維持しながらの休日増は容易ではないが、富永社長は「社員が働きやすい環境を作り、物流業界を魅力的なものにするためには不可欠なチャレンジ」との決意を示す。
また、新たな労働力として外国人ドライバーの育成にも着手している。倉庫作業の技能実習生から特定技能であるドライバーへの移行ルートを確立し、現在は3名が日本語検定や免許切り替え試験をクリア。2026年8月には自社ターミナル間輸送などの業務から実戦投入し、新たな角度からの人材戦略によって戦力化を進めていく計画だ。
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| (写真)同社初の全自動倉庫となる「名古屋支店」のイメージ |
安定成長の角度を描き
物流の空白を防ぐ
2026年4月からは「トラック新法」が段階的に施行されることで、物流業界の大きな構造変化が予想される。富永社長は「労働時間規制や人手不足の中での対応になることは大きな課題である一方、業界全体にとっては追い風になる」と断言。国交省による適正原価の提示や事業免許の更新制導入は、不当な安値受注を抑制し、ドライバーの待遇改善に直結するからだ。かねてより「物流の社会的重要性の向上」を提言しており、法改正が業界の価値向上の試金石となることに期待がかかる。
創立70周年を迎え、次の10年に向けた展望においても、数値目標に捉われることなく「安定成長の角度をどう描くか」に重きを置く。そのためには建設期間の長期化により事業スピードが鈍化しやすい環境下でも、自社での拠点建設とM&Aという二つのエンジンをいかに力強く回し続けるかが鍵となる。日本で初めて冷凍輸送車を走らせた定温物流のパイオニアとしての誇りと「社会に必要な仕事をしたい」という理念を胸に、地域経済の血脈を支える総合物流企業として、持続可能な物流の未来を描く。
採用情報
募集職種/ 総合事務職
応募資格/高卒・大卒
採用実績/2026年度15人
採用予定/30人程度
問合せ先/TEL.092-627-2211
担 当/総務部 林
(ふくおか経済EX2026年)



