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組織力高め働く価値を実感できる会社へ

登記、相続、債務整理を3本柱に、成長し続けるみつ葉グループは、組織力を強化するため、3つの目標を定めた。その一環で理念浸透を目的とした社内ハンドブックを製作。並行して、引き続き働き方改革を推進し企業成長を加速させている。

さらなる事業成長目指し
共通の目的・目標を全員に浸透

Webを駆使した集客力、大量案件の受任体制、専門家ネットワークを強みに、最適な法的サービスを提供するみつ葉グループ。金融機関や不動産仲介会社との提携に加え、営業部門による積極的な顧客開拓で営業力の強化を図り、着実に案件数を伸ばしている。
不動産取引や相続に伴う不動産登記は、年間約6,000件以上の手続きを手がける。さらに、債務整理に関する相談件数も増えており、売上高は前期比17%増を記録した。
「持続的な事業成長のためには、組織力の向上が不可欠である。設備や人材への投資と並行して、組織力を高めるための目標を定めた」と今後の方向性を語る宮城代表。①目的・目標の共通認識②有効なコミュニケーション③目標達成による組織効力感、この3つを推し進めていく方針だ。
なかでも、今年度は特に組織全体で目的・目標の共通認識を醸成することに重点を置くため、企業理念などをまとめた社内公式ハンドブックを製作した。全社員に向けてあえてデータではなく、いつでも手元で見返せるようなブックタイプに仕上げた。
ハンドブックという形にした理由について、宮城代表は次のように語る。「組織力を高めるためには、社員一人ひとりが共通の認識を持つことが重要だと考えた。そのため、伝え方を統一するための共通のツールとしてハンドブックを製作した」。内容を正しく理解し、現場での読み合わせを通じて、役職に関わらずあらゆる階層で共通の認識を持つことで、より強固な組織基盤を築く狙いがある。

働きやすい環境が持続可能な企業をつくる

健康経営優良法人（中小企業法人部門）に6年連続で認定された同社は、シエスタ制度やオンラインヨガ、ラジオ体操などの健康サポート体制も充実している。また、部署ごとの業務効率や生産性向上を目的に、フレックスタイム制の導入など、業務の最適化を図っている。
一方で司法書士の受験者数減少といった問題解決に向けた取り組みもぬかりない。生徒の企業訪問を受け入れ、仕事の魅力を伝えるとともに、実際の業務を体験できるプログラムを提供し、司法書士の仕事への理解を深める機会を設けている。また、宮城代表自らがYouTubeやXでの情報発信に力を入れ、若い世代をはじめ、多くの人に司法書士という職業を知ってもらう取り組みを進めている。
みつ葉グループはこれからも、業界の未来を見据え、挑戦を続けていく。

宮城誠 代表 みやんじょう・まこと／宮崎県出身。1989年1月2日生まれの36歳。23歳で司法書士試験に合格。大手司法書士法人で約6年の実務経験を積んだのち、2018年2月にみつ葉グループに入社。豊富な実務経験とバランスの取れたマネジメントスキルにより、同年10月から現職へ。司法書士の認知度向上を目的に、YouTubeやXを活用した情報発信にも力を入れている

採用情報
募集職種／司法書士・パラリーガル
応募資格／全学部全学科
採用実績／2025年度 6人
年間休日／120日以上
問合せ先／TEL.092ｰ406-8920
担当／山尾

（ふくおか経済EX2025年）