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40億円かけ5階建て病院に建て替え 東筑病院


来年3月完成予定

内科専門の特定医療法人東筑会東筑病院(北九州市八幡西区八枝1丁目、早川知宏理事長)は総事業費40億円かけ、敷地内に5階建て新病院を建設している。オープンは来年3月を予定している。

施設の老朽化に加え、人員増加に伴い手狭になったため昨年11月から建て替えているもの。敷地面積1万1016平方mのうち、介護老人保健施設「翡翠苑 (ひすいえん)」跡地に建築中の新病院の建築面積は3775平方m。延べ床面積は1万2841平方mで現病院の約1・7倍の規模。現病院は移転後解体し、約130台分の駐車場となる。病床数は現在と変わらないものの、MRI装置を新たに導入し、設備を充実。新病院のフロア構成は1階が外来や通所リハビリテーション、2階はリハビリテーションルーム、回復期リハビリテーション病棟(30床)、3階が地域包括ケア病棟(46床)、一般病棟(45床)、4階が医療保険型療養病棟(48床)、障がい者施設等一般病棟(30床)の計199床。5階には会議室と保育所を配置する。早川理事長は「新病院の経営を軌道に乗せた後、新たに住宅型有料老人ホームを開設することも視野に入れている。今後も患者およびその家族の方々が満足していただける医療、看護、介護サービスの提供に努めていきたい」と話している。

同院は1979年6月に開院。93年12月に法人化。2007年4月、国税庁から特定医療法人の認可を受けた。診療科目は内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、内視鏡内科、リウマチ科、リハビリテーション科。同院のほか、住宅型有料老人ホーム「リバーサイド東筑」、同区森下町に介護老人保健施設「翡翠苑」、中間市土手ノ内に同病院のサテライト施設「中間クリニック」を運営している。東筑病院の職員は非常勤含め319人。早川理事長は北九州市門司区出身。1955年10月31日生まれの61歳。81年3月に長崎大学医学部卒業後、同年6月産業医科大学第2内科に入局。88年1月から東筑病院に勤務。2005年4月同院の第2代院長に就任し、07年6月から理事長も兼任。趣味はテニス、音楽鑑賞。

2017年5月23日発行