NEWS

  • 地域

ECOプロジェクトを本格始動  ホテルニューオータニ博多    業界九州初の国内クレジット制度承認


 ホテルニューオータニ博多(運営会社・株式会社ニューオータニ九州、福岡市中央区渡辺通1丁目、山本圭介社長兼総支配人)は、8月から空調設備の更新・機能改善を中心とした省エネ推進のほか、客室や宴会場、レストランにおいてさらなる環境保全に取り組む「ECOプロジェクト」を本格始動した。
 これは「地球環境にやさしいホテル」を目指す一環。空調設備の更新・機能改善では、国土交通省による08年度既存住宅・建築物省エネ改修緊急促進事業プロジェクトの採択を受け、株式会社山武の技術支援のもと、オリックス株式会社とのESCO事業として、総額2億4000万円相当を投資。AEMS空調機157台を追加設置し客室個々の空調を整備するのをはじめ、大型空調機13台にCO2制御・インバータ制御を付加し、年間で447t‐CO2削減を図る。同プロジェクトは今年7月、ホテル・旅館業では九州初の「国内クレジット制度(国内排出削減量認証制度)」の承認を受けた(全国で5事例、全事業トータルで。同工事は来年1月完了予定で、建築物全体の省エネ率は7・9%達成の見込み。また、すでに取り組んでいる、生ごみリサイクル、割り箸リサイクルに加え、宿泊者の協力のもと客室内電気ポットの節電などさらなる省エネ強化を図っていく。