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DS酒店やSM展開の佐賀市のあんくるふじやを子会社化  西日本鉄道    佐賀、筑後地区の流通事業を拡充


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、竹島和幸社長)は9月22日、佐賀県内や筑後地区を地盤にディスカウント酒販店や生鮮食品スーパーマーケットなどを展開する株式会社あんくるふじや(佐賀市南佐賀2丁目、大田尾こずゑ社長)の全株式を取得し、子会社化することを取締役会で決議した。株式取得日は10月17日を予定。
 西鉄グループでは全事業売上高の約2割を占める流通業を基幹事業の1つに位置付けている。その中でもスーパーマーケット事業は、株式会社西鉄ストアが福岡都市圏で27店、北九州都市圏で17店、筑後・佐賀地域で9店を展開しており、今回の子会社化で佐賀、筑後地域での流通事業を拡充する。あんくるふじやの株式は大田尾社長が57%保有し、西鉄への売却予定日までに、大田尾社長が他の株主2人から全株式を取得したうえで、売却する。
 あんくるふじやは1961年5月設立。資本金2815万円。飲食店を主たる得意先とする、業務用酒販店として営業を拡大し、90年7月からディスカウント酒販店「あんくるふじや」を展開。95年に酒類に加えて、生鮮・食品を加えたスーパーマーケット業務に参入し、2000年には生鮮食品に特化したスーパーマーケット「あんくる夢市場」の展開を開始。現在、ディスカウント酒販店24店、食品スーパー7店、業務スーパー2店を運営する。2011年2月期は売上高が150億3百万円、経常利益が1億1千万円。