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9月、春日市にサッカースクールを開校  スペインのFCバルセロナ    国内初、世界7カ国目


 スペインの名門サッカークラブ・FCバルセロナは9月1日、福岡県春日市に、サッカースクールを開設する。同クラブが日本国内でサッカースクールを開設するのは初めて。
 これはサッカーの普及、指導、クラブのブランドイメージ拡大を目指すもの。以前から日本でのスクール候補地選定を進めていたもので、ナイター設備を備える総天然芝・人工芝のサッカーコートなど同クラブが希望する条件に合ったことと、また地域の協力が多く得られることから、福岡に決定した。対象は5歳~12歳までの、幼稚園・保育園児年長~小学生の男女。年代別に「U―8」(5歳~8歳)「U―10」(9歳~10歳)「U―12」(11歳~12歳)に分かれる。指導にはFCバルセロナから派遣されたコーチ2人と元Jリーガーのコーチなどが当たり、FCバルセロナと同じトレーニング方法で指導する。練習は週2回(月水・火木)で、場所は県営春日公園球技場。定員は約200人。入学金は3万1500円、月謝1万2600円、スクールキット代1万3600円(1期生免除)。スクール名は「FCBE scola(エスコラ)福岡」。運営は同クラブとビジネスパートナーとして契約を結んでいる株式会社ガーディアンシップ(福岡市中央区今泉1丁目、北博典社長)が担当する。FCBE scola福岡事務局では「すでに多くの問い合わせをいただいており、反応はとてもいい。スクールは選手育成部門ではないが、スペインではスクールで活躍した選手がバルセロナの下部組織に毎年10人ほど入っている。福岡からもバルセロナや日本代表で活躍する選手を輩出したい」と話している。
 FCバルセロナは1899年創立。スペインのサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」に所属し、欧州のクラブチーム王者を決める「UEFAチャンピオンズリーグ」を3回制覇した名門チーム。スペインのほか、メキシコ、香港など6カ国にスクールがある。日本ではこれまで数日間の日程でサッカー指導を実施していた。