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9億円かけ国際線ターミナル建設  佐賀ターミナルビル    12月初旬開業目指し


 佐賀ターミナルビル株式会社(佐賀市川副町、城野正則社長)は国内線ターミナルビル西側に国際線ターミナルビルを建設している。総事業費約9億円で、12月の供用開始予定。
 佐賀県の国際戦略「世界とつながる佐賀県行動計画」の一環として、ローコストキャリア(LCC)を中心とした国際線定期便の就航に向け整備を進めている。これまで有明佐賀空港では国際線と国内線を同じターミナル内で対応していたが、専用施設の新設により利用者の待ち時間を短縮し利便性の向上を図る。3月18日に着工しており、11月末の完成、12月初旬の運用開始を目指す。場所は有明佐賀空港旅客ターミナルビル西側駐車場。国内線ターミナルビルに増設する形で、建築面積は約2431平方m、鉄骨3階建てで延べ床面積は約2400平方m。1階に税関、手荷物受取所、2階に待合室、免税店、3階に出国審査や手荷物検査、検疫機関が入る。建物と機体をつなぐ搭乗経路などは国内線と共用で、出国の場合、利用者は1階の国内ビルでチェックインした後に、国際線ビルで保安検査を受け、2階の待合室から国内線ビル2階の搭乗経路を利用する。
 同社は1995年2月設立、資本金は12億2400万円、従業員数は11人。