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7月は、527億円で11・4%減  九州・沖縄地区百貨店売上高    20カ月連続マイナス


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(18社28店舗)の09年7月の売上高は527億円で前年同月比11・4%減、20カ月連続のマイナスとなった。
 夏物クリアランスセール前倒しの反動で衣料品を中心に苦戦した。また、集中豪雨など天候不順の影響で来店客が減少、売り上げが伸び悩んだ。中元商戦は早期受注の反動もあり盛り上がりに欠けた。全体としては賞与減額などの影響もあり、高額商品の買い控え傾向や節約志向が依然として強く、20カ月連続の前年割れとなった。商品別動向をみると、衣料品は全般に動きが鈍く同15・4%減。内訳は、「紳士服用品」がスーツ、ワイシャツ、ネクタイ、セーターなどが苦戦し同17・2%減、「婦人服用品」はブラウス、ジャケットなどが苦戦し同14・8%減、「子供服用品」は全般に動きが鈍く同14・9%減、「その他衣料品」は寝具、呉服などが苦戦し同6・7%減だった。また、「身の回り品」は手芸用品、雨傘などの動きはよかったが、スーパーブランド、紳士・婦人靴、日傘などが苦戦し同14・9%減、「雑貨」は、美術工芸、宝石などが苦戦し同8・8%減、「家庭用品」は、家具・家電ともに動きが鈍く同8・0%減となった。「食料品」は、精肉、和洋菓子、パンなどの動きがよかったが、和洋酒の動きが鈍く6・8%減だった。主要都市の状況は名古屋12・6%減、大阪12・2%減、北九州14・4%減、福岡11・8%減となった。