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65歳以上は123万人で高齢化率24・1%  県高齢者支援課調べ    前期比0・9%増


 福岡県内の65歳以上の人口は今年4月1日現在で123万1990人となり、総人口に占める高齢化率は24・1%で、前年に比べ0・9%ポイント上昇した。
 県保健医療介護部高齢者支援課が住民基本台帳を基に集計したもので、高齢者は前年に比べて4万7795人増加した。高齢化率が最も高かったのは東峰村の38・2%で前年に比べ0・7ポイントの上昇。次いで添田町36・2%、香春町34・3%、小竹町34・0%、みやこ町33・5%の順で続き、前年と同じ順位だった。高齢化率20%以上は25市27町2村の54団体で、前年から2町増えた。県内60市町村のうち9割の市町村で、5人に1人が高齢者となっている。25%以上は18市19町2村の39団体で2市1町の増加。30%以上は8市9町2村の19団体で、2市1町の増加となった。
 逆に最も低かったのは新宮町の16・0%で、前年比で0・2ポイント上昇したものの、最も低い高齢化率となった。次いで粕屋町16・1%、春日市18・2%、大野城市18・6%、那珂川町18・8%の順。福岡市の高齢化率は19・2%、北九州市は27・2%だった。
 福岡県内の高齢者は06年度(4月1日現在で集計)に初めて百万人を突破し、07年度には高齢化率が20%を超えて確実に高齢化が進んでいる。08年度には75歳以上の高齢者が50万人を超えて10%に達し、今年4月1日現在では60万1035人で初めて60万人を突破し、人口に占める割合は11・8%になった。
 なお、昨年9月15日時点の全国の65歳以上の高齢者人口は推計3186万人、高齢化率は25・0%で、人口、割合とも過去最高を更新している。