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60億円投じ、タイ・バンコクにホテル出店  西日本鉄道    来年着工、18年開業へ


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、約60億円を投じて、タイ・バンコクに宿泊主体型アッパーグレードホテル「(仮称)ソラリア西鉄ホテルバンコク」を出店する。来年着工し、18年の開業を目指す。
 これは“新たな成長に向けた挑戦”としてホテルの海外展開を推進する一環で、今秋韓国ソウル特別市内に開業予定の「ソラリア西鉄ホテルソウル」に続くホテル事業の海外2号店。バンコクはインドシナ半島の経済圏の中心地で、アジアで最も多くの外国人が訪れる、世界有数のハブ機能を持つ都市であり、日系企業も多く進出し、邦人渡航者数も年間約150万人とビジネス・観光両面でホテル需要が高い地域。同社では2号店出店で、さらに国内外における「Nishitetsu」ブランドの価値・イメージ向上と「SOLARIA」ブランドの国際的認知度の向上を目指す。
 ホテルはバンコクの主要エリアである「スクンビット・アソークエリア」に計画。スカイトレイン(BTS)アソーク駅に隣接し、地下鉄(MRT)スクンビット駅から徒歩1分、スワンナプーム国際空港からも鉄道(エアポートレイルリンク、MRT)で30分強と、交通アクセスに優れた立地。周辺には大型商業施設や高層オフィスビルが立ち並び、終日多くの人でにぎわう、観光・ビジネス両面で人気の高いエリアという。ホテルは20階建てで、延べ床面積は約1万6000平方m。客室は250室程度を想定しており、最上階にはフィットネス施設(ジム・プール)を配置する予定。 タイのホテルでは少ない温水洗浄便座を設置し、水周りをセパレートにするなど、これまでのノウハウをベースに機能的でデザイン性のある客室を提供していく方針。日本食の提供や日系ホテルであることをアピールすることで周辺ホテルとの差別化を図る。年商目標は9億円。料金や施設の詳細は、改めて発表する。