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6階建て新本社が本格稼働  コカ・コーラウエスト    吉田市長ら160人招き完成披露会


 大手清涼飲料メーカー、コカ・コーラウエスト株式会社(福岡市東区箱崎7丁目、末吉紀雄社長兼CEO)が整備を進めていた新本社ビルがこのほど本格稼働し、12月12日に完成披露会を開いた。
 旧本社の老朽化および福岡西方沖地震の影響、さらに今年1月のコカ・コーラウエストジャパン株式会社、近畿コカ・コーラボトリング株式会社、三笠コカ・コーラボトリング株式会社との経営統合により手狭になったことから6階建の新本社に建て替えたもの。敷地面積は約1万2000平方m、延べ床面積は約1万2800平方mで旧本社の約1・7倍となった。本社屋は今夏完成して通常業務を進めており、このほど植樹や芝生を張るなど「小さな森」をイメージした前庭の整備を終え本格稼働した。1階に総務、人事、労務など総務部門が、2階にグループ会社が入り、3階は財務部、ビジネス本部が、4階にはトレードマーケティング、ベンディング、セールスサポートなどの営業関係の各本部が、5階にはIR部や広報部、経営企画部、SCM企画部などが、6階には渉外・秘書室が入っており、約500人が勤務する。また屋上緑化や太陽光パネル、氷蓄熱システムなどの導入で環境に配慮し、前庭の一部を開放するなど地域社会にも対応しているのが特徴。
 完成披露会は、吉田宏福岡市長、ダニエル・H・セイヤー日本コカ・コーラ株式会社社長ら約160人を招き新本社1階ロビーで開催。末吉社長が「旧本社は約半世紀利用してきたが、4年前の地震でダメージを受け建て替えることになった。これからも質の高い商品を提供し、地域とともに発展していきたい」とあいさつし、1月に新社長に就任する吉松民雄副社長を紹介した。続いて吉田市長が「福岡市東部地区のランドマークとして期待している」、セイヤー日本コカ・コーラ社長が「地域環境に取り組む企業のモデルとなるような環境配慮型の本社ビル」と祝辞を述べた後、石原進JR九州会長の乾杯の音頭で祝宴に移った。