NEWS

  • 地域

6月は前年同月比0・6%減の836億円  九州内スーパー販売    天候不順が影響


 九州経済産業局が8月4日に発表した、2014年6月の九州内スーパー販売額(速報値)は836億円で、全店ベース(448店舗)では前年同月比0・6%減で、2カ月ぶりのマイナスだった。店舗数は1店減少。過去1年間の新規出店と閉店を除く既存店ベースでは、販売額が前年同月比1・6%減となった(3カ月連続のマイナス)。
 商品項目別にみると「飲食料品」が461億円で同2・2%増。「衣料品」は141億円で同7・8%減。「その他」が232億円で同1・3%減。
 昨年6月は晴天に恵まれ気温も上昇傾向にあり、夏物の衣料品の売れ行きが好調だったが、今年は天候不順で気温が上昇せず、特に夏物品のセールが不調だったことも受けて全体として前年同月を下回った。その一方で、主力の飲食料品は2カ月連続で前年同月を上回った。その中でも精肉品が好調で、特に国産ブランド牛などの高額品に対して、消費者の贅沢志向が見られたことが影響した。
 同局は「マイナスの結果となったが、増税前の駆け込み需要の反動から抜け出しつつあり、流れとしては今後プラスの傾向になる見込み」と話している。
 九州内スーパー販売では、従業員が50人以上、売り場面積の50%以上にセルフサービス方式を採用し、売り場面積1500平方m以上の商店が対象(速報値の値は、データの追加・修正等により異なる)。