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5月10日付で山口聡一顧問が新社長に就任  イオン九州    岡澤社長は相談役に


 イオン九州株式会社(福岡市博多区博多駅南2丁目)の新社長に5月10日付で、山口聡一顧問が就任する。岡澤正章社長は取締役を退き相談役に就く。
 このほか常務に伊藤文博取締役と北島健二顧問、取締役に古賀健司衣料商品部長、山本博之イオン株式会社人材育成部長、榊隆之マックスバリュ関東株式会社取締役、監査役に原広基前イオンリテール株式会社西近畿カンパニー人事教育部長、非常勤監査役に玉井貢イオングループ経営管理責任者補佐が就く。退任取締役は岡澤社長のほか、山根忠良専務、仲矢長蔵常務、宮崎雅典、福本剛史両取締役。竹内太加六監査役、野崎龍彦非常勤監査役も退任する。
 山口聡一(やまぐち・そういち)顧問は1961年2月14日生まれの51歳。近畿大学卒。83年株式会社ニチイ(現イオンリテール株式会社)入社、03年株式会社マイカル食品統括部グロッサリー部長、06年食品統括部関東食品部長、07年食品統括部コーディネーター部長、10年西日本事業部長、11年イオンスーパーセンター株式会社専務取締役営業担当、12年3月からイオン九州顧問。
 伊藤文博(いとう・ふみひろ)取締役は1956年6月23日生まれの54歳。80年福岡ジャスコ株式会社(現イオン九州)入社、05年ジャスコ菊陽店店長、06年食品商品部長、09年3月福岡事業部長(現任)、同5月から取締役。
 北島健二(きたじま・けんじ)顧問は1951年11月22日生まれの60歳。74年ジャスコ株式会社(現イオン)入社、94年住居余暇商品本部東北商品部長、96年東北第三事業部長、06年3月京葉事業部長、同9月住居余暇商品本部デジタル事業統括部デジタル商品統括部長、08年3月住居余暇商品本部長、同4月イオンリテール株式会社取締役、同8月住居余暇商品本部長、10年執行役員、12年3月からイオン九州顧問。
 古賀健司(こが・けんじ)部長は1958年9月14日生まれの53歳。81年福岡ジャスコ入社、01年イオンパークプレイス大分店副店長、02年イオン甘木店長、04年営業企画部長、09年7月から衣料商品本部長。
 山本博之(やまもと・ひろゆき)部長は1953年2月16日生まれの59歳。76年ジャスコ入社、91年ローラアシュレイジャパン株式会社人事総務本部長、2000年3月ジャスコ調査部長、同9月東関東カンパニー人事教育部長、01年関東カンパニー管理部長、03年マイカル人事部長、08年からイオン株式会社グループ人事部長。
 榊隆之(さかき・たかゆき)取締役は1968年11月12日生まれの43歳。98年ジャスコ入社、08年財務部マネジャー、09年イオンリテールマックスバリュ関東事業部財経部長、11年4月からマックスバリュ関東株式会社取締役経営企画部長。
 原広基(はら・ひろき)前部長は、1951年5月18日生まれの60歳。75年ジャスコ入社、96年労使福祉部長、03年不動産債権部長、94年不動産統括部長、09年4月イオンリテール不動産部長、同9月マイカル人事部長、11年2月イオンリテール西近畿カンパニー人事教育部長、12年3月退任。
同社の新役員は次の通り。
 ▼社長 山口聡一▼常務 伊藤文博 北島健二▼取締役 阿河勝浩 村井正平(非常勤) 古賀健司 山本博之 榊隆之▼監査役 原広基 田中文雄(非常勤)阪口彰洋(同)玉井貢(同)

 2月期決算は減収も過去最高益

 同社の12年2月期決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が2491億45百万円で前期比2・2%減、経常利益は30億3千万円で8・8%増の減収増益となった。
 当期はGMSのイオン大牟田店やサイクル専門店12店舗の新規出店もあったが、東日本大震災による買い控えや一部商品の調達不足のほか、夏から秋の天候不順、前期の家電エコポイントの反動などから既存店売り上げが2%減となった。一方で値入率改善や値下げの削減で売上高総利益率は0・2ポイント改善、販管費も11億6百万円削減した結果、営業利益は2・4%増の30億27百万円と経常利益とともに過去最高となった。当期純利益は会計基準適用にともなう特別損失などで42・9%減の7億12百万円だった。
 今期は、GMSのイオン福津店、サイクル専門店、SMの新規出店を進めるほか、決算期を2月20日から2月末に変更することで8日間プラスの変則決算になることから、営業収益は4・0%増の2590億円、営業利益は15・2%増の35億円、経常利益は6・6%増の32億3千万円、当期純利益は82・6%増の13億円と増収増益を見込んでいる。
 同社は1972年6月設立、資本金は31億44百万円、従業員数は2506人、九州・山口に111店舗を展開している。