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5月から園芸用手袋など一般向け商品を拡充  東和コーポレーション    3年後に関連商品売上高5億円へ


 産業用ゴム手袋大手の株式会社東和コーポレーション(久留米市津福町、松信和隆社長)は5月上旬、園芸用手袋の新商品を発売するなど一般消費者向けの商品を拡充する。
 同社は工場や農作業、漁業で使用される産業用を主力としているが、工場の設備投資が鈍化していることや同業界の就業者数が減少傾向にあること、企業が生産拠点を海外に移す動きが高まるなど、主力製品の需要が伸び悩んでいることから、園芸など作業用を増産して一般消費者向けを強化する。
 園芸用手袋は「ウィズガーデンプレミアム」の商品名で5種類を発売。愛好家に女性が多いため、デザイン性を高め、袖部分を長くし、ひもをつけて洗濯しやすくするなど工夫を施した。
 客単価は6百円前後。今後も改善改良を重ねて同シリーズの商品を発売していく。また、従来の販路も見直して、専門店や雑貨店、ホームセンターの園芸品売り場を強化。園芸関連商品の売上高を3年後に現在の2・5倍にあたる5億円に引き上げる方針。山口隆常務取締役は「品質、商品機能性をさらに高め付加価値をつけて差別化を図りたい」と話している。