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5年で県内100店舗体制目指す  東京都のサークルKサンクス    今夏から出店開始


 コンビニエンスストアチェーンの株式会社サークルKサンクス(東京都中央区晴海2丁目、中村元彦社長)は、今夏をめどに福岡県内での出店を開始、5年間で県内100店舗体制を目指す。
 2011年の九州新幹線鹿児島ルート開通を視野に入れ、福岡県への人口流入を見込んで出店するもの。同社は、「サンクス」と「サークルK」2ブランドで展開しているが、福岡では「サンクス」業態で出店する。熊本、鹿児島にはすでに各100店舗展開しており、県内全域に出店し、5年後九州300店舗体制を目指す。エリアは福岡県内全域。また1号店と同時期に、福岡に事務所を開設する予定。福岡での店舗ではコーヒーマシーンや店内ベーカリー、フレッシュジュースなどを販売するほか、イートインコーナーを設けるなど、他社との差別化を図る店舗戦略を計画している。同社では「福岡は新幹線開通など、日本で一番元気があり将来有望な地域だ。イートインスペースの設置など、立地や客層に合わせた店舗づくりで独自性を創出し、積極的に店舗展開を進めていきたい」と話している。初出店となる店舗の概要は、6月以降随時発表していく。
 同社は、資本金83億8040万円 、従業員数1739人、09年2月期の売上高1兆952億円、全国で約6000店舗を展開し、出店数は業界第4位。関東を中心に展開するスーパー株式会社長崎屋傘下の株式会社サンクスアソシエイツと、中部地方を中心に展開するユニー株式会社傘下のサークルケイ・ジャパン株式会社が01年に持株会社の下で経営統合し、その後合併して現在に至る。熊本、鹿児島では、鹿児島を拠点にする総合商社南国殖産株式会社と同社の合弁による南九州サンクス株式会社がエリアフランチャイザーとして展開している。