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4~12月はコスト削減で経常3倍  イフジ産業    通期予想、配当を上方修正


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)の2010年3月期第3四半期(09年4~12月)決算は、売上高が69億1200万円で前期比13・6%減、経常利益が6億8800万円で同3倍の減収増益となった。
 販売数量は、消費減退などの影響で同4・7%減少し、鶏卵相場も前年同期間に比べ12・3%低く推移したため、主力の液卵売上高は62億5700万円で同13・5%減となった。損益面では、主原料の仕入体制の見直しで原価低減を図り、製造体制の見直しと人員の最適化でコストを削減。原油価格が前年に比べ低く推移して水道光熱費が減少したこともあり、営業利益が6億9400万円で同2・7倍、四半期純利益が3億7600万円で同3・6倍となった。同社は、昨年11月2日付で日本化工食品株式会社を子会社化し、同四半期から連結決算となった。このため通期業績予想を売上高93億3600万円、経常利益8億7000万円に修正。また、個別業績でも中間決算時に上方修正した予想をさらに修正。売上高の修正は見送ったが、経常利益はさらに2億3000万円上回る8億5000万円に上方修正している。また、合わせて期末配当予想も修正。1株当たりの配当予想をさらに4円上乗せして22円に増額した。前期の配当は8円。なお、前期比などの比較値は、前期個別決算の業績と比較したもの。