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4階建て新病棟が完成  高山病院    竣工披露宴に筑紫医師会会長ら100人が参加


 泌尿器科、内科の医療法人社団邦生会高山病院(筑紫野市針摺中央2丁目、高山一生理事長)は、敷地内に建設していた4階建て新病棟がこのほど完成し、11月8日に、新病棟の見学会と、竣工披露宴を開催した。
 見学会は、午後4時から、地元病院関係者らを招いて、各施設や機器の説明を行った。続いて午後6時から、二日市温泉大観荘(同市湯町1丁目)で立食形式の竣工披露宴を開催。披露宴には、原文彦・社団法人筑紫医師会会長、平塚義治・福岡大学筑紫病院泌尿器科医師をはじめ、地元医師や病院関係者ら約100人が出席した。開会を前に、高山理事長が「開業20周年という節目の年に病棟も新しくなり気が引き締まる思い。皆様のご尽力に感謝申し上げます」とあいさつ。原会長が「新病棟は、ヨーロッパをイメージさせるような建物で驚いた。治療に専念できる環境は整っているので、さらに専門性を高め地域密着の医療を推進して頂きたい」と祝辞を述べた。続いて、平塚医師が「最近では、食生活の欧米化などで前立腺がん患者が増えている。筑紫地区の医師らで開催する市民を招いた公開講座は定着してきた。今後も最良の医療サービス提供で市民に還元して頂きたい」と激励の言葉を贈った。本田浩・九州大学放射線科教授の乾杯の音頭で、立食会に移り、参加者は高山病院の新たなスタートを祝福した。
 新病棟は、延べ床面積3718平方m。フロア構成は、1階が受付・診察室・薬局・各種検査撮影室・結石破砕室、2階が4床病室、3階が回復室・4床室・個室病床、4階がリハビリ室、スタッフのプライベートルームとなる。病室は従来の6床室を4床とし、個室を8床に増床するなど広いスペースを確保している。また、画像の即時利用が可能となるX線撮影、CT・エコー(超音波検査機器)のフィルムレス化、同一機器で泌尿器科の特殊検査と一般撮影ができる「汎用型透視台(シーメンス社AXIOMLuminos dRF)」を新規導入している。