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4月1日から研究棟など4施設を供用  福岡女子大学    校舎建て替えの第一期工事が完了


 公立大学法人福岡女子大学(福岡市東区香住ケ丘1丁目、梶山千里学長)は、総工費96億円をかけ進めている校舎建て替え事業の第一期工事が完了。4月1日から研究棟などの供用を開始した。
 同大学では、建物の老朽化などを理由に2012年度から校舎の95%を建て替える新キャンパスの第一期工事に着手。総建築面積1万1616平方m、延べ床面積2万9220平方mのうち、第一期工事ではその約75%に当たる研究、図書館棟(7階建て、延べ床面積2万524平方m)、体育館、エクステンションセンター(2階建て、同2482平方m)の2棟、4施設が完成した。
 今後は第二期(14~15年度)で講義棟、第三期(15~16年度)で本部棟、第四期(16~17年度)でテニスコートやグラウンド、正門などの外構の整備を進める計画で、すべて工事が完了すれば既存施設の大学会館、サークル棟を含めた大学全体の延べ床面積は着手前の1・6倍の3万2500平方mになる。
 梶山学長は「移転によるシナジー効果を教員に求めている。まずは第一期工事の完了で高齢者や子どもたちの居場所を提供し地域貢献することで、大学の新たな役割を担っていきたい」と話している。