NEWS

4億4千万円投じ糸島市前原西5丁目に新工場 LAV


週刊経済2024年3月12日発行号

冷凍商品を増産、直売所も併設

もつ鍋専門店「おおやま」を展開する㈱LAV(福岡市早良区百道浜2丁目、大山力社長)は、総投資額4億4千万円を投じて糸島市前原西5丁目に新工場を建設する。4月1日着工、9月15日稼働予定。
持ち帰りの冷凍商品が好評であることから、製造工場を設けることで増産を図る。同社初の製造工場で、直売所も併設させる。場所は国道54号「福岡志摩前原線」沿い、「ドラッグストアコスモス糸島店」そば。投資額の内訳は土地取得代が1億4千万円、設備の増設、工場棟の新設費に3億円。
全体の敷地面積は917㎡。2階建てで、延べ床面積は627㎡。1階は冷凍商品の製造棟と直売所で、2階は事務室、テストキッチン打ち合わせ室、更衣室、休憩室、資材倉庫として使用する。1階の製造棟は、事業用地として取得した際に残っていた既存の工場棟388㎡を生かし、冷凍設備などを増築する。また隣接する部分に直売所エリアを増設する。新工場のスタッフは社員、パート合わせて約20人。大山社長は「持ち帰り用の冷凍商品の増産に加え、レンジで温めるだけで本格的なもつ鍋が味わえるレトルト商品の開発にも注力していく」と話している。
同社は2004年7月創業、07年2月設立。資本金500万円。県内10店舗、県外では長崎、東京、神奈川、大阪、愛知、宮城、岡山に出店し、計22店舗展開している。23年8月期売上高は47億円。従業員数は正社員86人、パート・アルバイト750人。今後新たに県内外へ複数店の出店計画が進んでいる。