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30億円超かけ日佐キャンパスを全面改築  福岡女学院    2023年完成へ


 学校法人福岡女学院(福岡市南区尾日佐3丁目、松原安弘理事長)は、30億円超をかけて日佐キャンパスの教育施設を建て直しおよび全面改装する。このほど「キャンパスマスタープラン」を策定し、2010年度頃から着手し、2023年までに完成させる計画。
 同法人は現在、今年古賀市に開校した看護大学を除くすべての教育施設(幼稚園、中学校、高校、短大、大学)を、日佐キャンパス内に集約している。これらの施設が最長で築50年など、老朽化が目立ち始めたため、デザイン性を統一した全面改装を決定した。最新の建物である、看護大学のデザインを参考に、レンガ色を基調とした施設群とする予定。キャンパスの敷地面積は12万平方m。改築後の延床面積は未定。対象となる建物は各校舎と事務局など。まず、各校ごとに別れている事務局を統合した法人本部(5階建ての予定)の建設に2010年度辺りから着手する予定。また、同時期めどに学校前のバス停留所を、安全性を高めるために学校施設内に移設する。
 松原理事長は、「まだ今は全面改築を決定し、大枠の計画を定めた段階。長期的な計画なので、財政面と必要性を協議しながら段階的に改築を進めていく」と話している。なお、総事業費については「現時点での建設費に照らし合わせた試算なので、経済情勢の変化に伴い事業費も変動していくだろう」と話している。