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3階建てホスピス病棟・健診センターが完成  栄光病院    ホスピス71床で国内最大規模に


 社会医療法人栄光会・栄光病院(糟屋郡志免町別府西3丁目、下稲葉康之理事長)は5月1日、同病院敷地内に建設していた3階建てホスピス緩和ケア(終末期医療)病棟および健診センターが完成し、竣工式を行った。
 同病院では50床のホスピス病棟を展開してきたが、ホスピスケアに特化した医療体制および医療サービスを拡充する目的で新病棟を増築。ホスピス病床は71床となり、国内最大規模のホスピス病棟となった。場所は県道551号、五斗蔵交差点近く、スーパーセンタートライアル福岡空港店から約2百m南東側。名称は「栄光病院ホスピス病棟・健診センター」。敷地面積は1万751平方m、建築面積は866平方m、3階建てで延べ床面積は2125平方m。1階が健診センター、事務室、2階がホスピス病棟(個室17室、3床室2室の計23床)、ロビー、スタッフステーション、面談室など、3階が家族控室、子どもプレイルーム、やすらぎの間(霊安室)、研修関連施設を設置。2、3階は本館と渡り廊下で接続している。許可病床数は緩和ケア病棟71床(完成前50床)、内科・外科病棟45床(同58床)、神経難病センター28床(同32床)、回復期リハビリーション病棟34床(同38床)の計178床。同病院は「西日本・九州地区のホスピス・オピニオンリーダーとして、今後も社会的使命と役割を果たしていきたい」と話している。
 同病院は1986年4月にキリスト教主義の病院として前身の福岡亀山栄光病院を開業。99年9月に特別医療法人栄光会・栄光病院の認可を取得。09年12月、社会医療法人に組織変更。職員数は401人。外来診療および救急医療、在宅医療・訪問介護、終末期医療(ホスピスケア)などを展開している。