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3月期連結業績予想で売上高、純利益を修正  ダイショー    東日本大震災による工場被災影響し


 大手調味料メーカーの株式会社ダイショー(福岡市東区松田1丁目、松本洋助社長)は4月28日、2月3日発表の11年3月期連結業績予想で、売上高を168億円から169億円、当期純利益を6億5千万円から6億3千百万円へそれぞれ修正した。
 売上高は主に小売用の製品販売が好調に推移したことで前回公表値を上回る見通しとなったが、純利益は東日本大震災で関東工場(茨木県小美玉市)の建物や設備の一部が被害を受け1億89百万円の災害損失。子会社の株式会社ダイショーフードシステムズ(以下DFS)が展開していた焼肉店の閉鎖に伴う貸倒引当金6千万円と、子会社株式の減損損失7千万円を特損計上するなど、前回公表値を3・1%下回る見通し。営業利益と経常利益は前回予想のまま、ともに1億3千万円を見込んでいる。

 DHCと共同開発した5種類のドレッシングを発売

 同社は4月20日、化粧品やサプリメントメーカーの株式会社ディーエイチシー(東京都港区、吉田嘉明CEO 以下DHC)と共同開発した「ビューティ ドレッシング」シリーズを新発売した。
 健康意識の高まりで低カロリー、低脂肪をうたったダイエット・美肌関連商品が増えていることから、「健康志向と新食感」をコンセプトに、サプリメントを中心とした健康・美容分野で高い商品開発力を誇るDHCとの共同開発商品を投入して競争力強化を図る。
 発売したのは、たまねぎ、にんじん、トマト、わさび、バジルの5種類。主原料には国産野菜を使用し、野菜そのものが持つうま味や酸味、甘味を最大限に生かすとともに、美容系栄養素であるビタミンE、ヒアルロン酸、コラーゲンペプチド、大豆、イソフラボン、セサミンを配合している。価格はすべて398円(税込み)で、全国のイトーヨーカドー160店で販売している。