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3月は0・2%減の283億4900万円  九州・沖縄地区百貨店売上高    4カ月連続のマイナス


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(15社22店舗)の2013年3月の売上高は前年比0・2%減の283億4900万円(100万円以下は切捨て)で、4カ月連続のマイナスとなった。
 一段の株価上昇に伴う資産効果や、景気回復への期待感を背景にした消費意欲の高まりから、ラグジュアリーブランドや宝飾品、高級時計などの高額商材が極めて好調に推移し商況を押し上げたが、家電や家具、衣料品も紳士服・洋品を除きマイナスとなったことから、前年比で微減となった。内訳は身の回り品が0・8%増の34億8000万円、雑貨が3・2%増の38億1700万円、食料品が2・2%増の64億1700万円、衣料品が0・2%減の115億4800万円、家庭用品が2・7%減の16億2900万円だった。

 福岡市は3・1%増の169億600万円

 また、福岡市の13年3月の売上高は同3・1%増の169億600万円で、3カ月連続のプラスとなった。
 年末以降の株価上昇による資産効果や景気回復への期待感などで、輸入特選雑貨や美術・宝飾・貴金属(プラス30・8%)などの高額商材がけん引。ホワイトデー商戦のほか、気温上昇で花見商戦が当月に前倒しされ、総菜が12・2%増となるなどの細かなプラス要素が重なり、前年実績を上回った。内訳は雑貨が13・3%増の22億7900万円、身のまわり品が1・1%増の31億500万円、衣料品が3・9%増の62億1100万円、食料品が1・3%減の20億7200万円、家庭用品が2・2%増の6億6700万円だった。
 主要都市の状況は、東京が6・4%増、名古屋が6・5%増、大阪が9・0%増となった。東京、大阪などでは増床・改装効果による伸びが見られた。