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3月は、春物衣料苦戦し8・8%減  九州・沖縄地区百貨店売上高    16カ月連続の前年割れ


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(18社28店舗)の09年3月の売上高は475億円で前年同月比8・8%減少し、16カ月連続のマイナスとなった。
 平均気温は高く推移したものの、春物衣料品や身のまわり品の動きが鈍く、フレッシャーズやマザーニーズも低調で苦戦した。ホワイトデーは洋菓子を中心に好調だったが、高額商品の不振が続き16カ月連続の前年実績割れとなった。商品別動向をみると、衣料品は全般に動きが鈍く同9・9%減。内訳は、「紳士服用品」がスーツ、ワイシャツ、ネクタイなどが苦戦し同12・8%減、「婦人服用品」はコート、ジャケットなどが苦戦し同9・7%減、「子供服用品」は全般に動きが鈍く同9・1%減、「その他衣料品」が呉服、和装用品などが苦戦し同5・8%減だった。また、「身の回り品」は紳士・婦人靴、特選ブランド、ハンドバッグなどの動きが鈍く同13・1%減、「雑貨」は、眼鏡、文具などの動きは良いものの、美術工芸、宝石、時計などの動きが鈍く同8・8%減、「家庭用品」は、全般に動きが鈍く同11・6%減となった。「食料品」は、同3・6%減だった。主要都市の状況は名古屋11・7%減、北九州13・4%減、福岡9・8%減となった。