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29億円投じ長崎市に合金鉄製造工場  三井松島産業グループ・池島アーバンマイン    来春完成へ


 炭鉱資源卸業の三井松島産業株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、米澤祥一郎社長)の子会社で合金鉄製造業の池島アーバンマイン株式会社(長崎市池島町、田代勉社長)は、総工費約29億円をかけ本社敷地内に再資源合金鉄の平屋建て製造工場を建設している。完成は来春。
 廃自動車シュレッダーダスト(ASR)の再資源化処理と、鉄スクラップ類や金属資源を含有する都市発生資源からの合金鉄を製造する新事業として昨年2月に開設した同社の製造工場として建設しているもの。敷地面積は9965平方m、建築面積は745平方m。原料置き場、製品置き場、操作・電気室などを設備し、月間たり600トンの生産能力を確保する。駐車場台数は25台。来年1月をめどにASR再資源化工程を稼働し、来春をめどに合金鉄製造工程も加えて完成する。2011年4月期決算では25~30億円を売り上げる見込み。同社では「資源の有効活用と地域活性化に貢献したい」と話している。同社は07年2月1日設立。資本金8000万円。従業員22人。