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25億円かけ九州新幹線鹿児島中央駅ビル増築  JR九州    10年春完成、1・5倍の広さに


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、石原進社長)は、11月23日、九州新幹線鹿児島中央駅ビル(仮称)増築他工事に着手した。事業費は約25億円。完成は九州新幹線全線開業1年前の2010年春を予定。
 これは全線開業を控える鹿児島中央駅を鹿児島の陸の玄関口とふさわしい駅とするべくリニューアルするもの。具体的には、混雑する2階の改札口前の中央通路を1・5倍に拡幅することで、ゆとりのある空間を創出。また増築で東西の動線を強化するとともに、西口テナント街は1、2階を左右に拡張し、高架下も店舗区域とするなど店舗配置も見直し、駅東西一体となった賑わいを醸成する。延べ床面積は現在の8400平方mに線路上空増築部約1200平方mと西口増築部約3400平方mが加わり、1・5倍強の約1万3000平方mになる。西口の核テナントとしてビックカメラが出店(店舗面積約5500平方m)するほか、飲食店、土産店などは現在の2~3倍の店舗数を見込んでいる。