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2016年度に売上げ1千億円へ  ワールドインテック    中期5カ年計画


 総合人材ビジネス業の株式会社ワールドインテック(北九州市小倉北区馬借1丁目、伊井田栄吉会長兼社長)は、今期を含む2016年12月期までの中期5カ年計画を策定。最終年度の売上高で今期見込みの2倍となる1千億円を目指す。
 同社グループは人材・教育ビジネス、情報通信ビジネス、不動産ビジネスの3分野が事業の柱。そのうち派遣・請負の人材ビジネスにおいて物流関連の内需型需要の取り込みと東日本でのシェア拡大に注力。在籍人数も2012年度の9420人から最終年度には1万64百人まで増やす考え。情報通信ビジネスではモバイルショップのネットワークを基盤に安定したストック収益の積み上げを目指す。店舗数も同じく2012年度の113店舗から122店舗まで増やす。不動産ビジネスは2015年度には首都圏を中心にマンション供給5百戸体制、2016年度に仙台を中心とした東北エリアで2百戸体制を確立させる。マンション販売戸数では2012年度の177戸を7百戸まで伸ばす。
 結果、営業利益で2012年度比3・5倍となる50億円、営業利益率で5%以上を目指す。

 第2四半期累計売上高は3割増の252億円

 また、同社の2012年度12月期上半期の連結決算は、売上高が前年同期比34・7%増の252億16百万円、経常利益は同52・3%減の3億19百万円だった。
 人材・教育ビジネスで自動車分野、スマートフォン関連の電気電子分野で生産が拡大し需要が増加。情報通信事業も売上高が約4割増。一方、不動産事業は売上高で約170%増となったが、営業利益で9割減となった。全社では営業利益が39・5%減の3億11百万円。四半期純利益は同71・8%減の1億2百万円だった。
 通期では売上高で2011年度比30・9%増の496億11百万円、経常利益で同92・7%増の13億6百万円を見込む。