NEWS

  • 地域

2013年をめどに東証マザーズに上場計画  ベガコーポレーション    デジタルコンテンツ事業に新規参入


 家具ネット販売の株式会社ベガコーポレーション(北九州市小倉北区西港町、浮城智和社長)は2013年をめどに、新興企業向け市場の東証マザーズに上場を計画している。
 資金調達力や信用力の強化を図るのが目的。同社はEコマース(電子商取引)事業を軸に業績を伸ばしているが、このほどデジタルコンテンツ事業に着手。上場で企業の信頼性を図り、同事業を世界規模で展開し新たな収益の柱に育てていく考え。同社の10年3月期売上高は12億円、今期は74・1%増の21億円を見込むなど毎年倍増に近いペースで売り上げを伸ばしており、上場時には売上高60億円、デジタルコンテンツの会員数5千万件を目指す。主幹事証券会社は選定中で、近く社内に株式公開準備室を開設する。
 また、同社では上場を見据えて、現在、3億~5億円の増資を計画しているという。浮城社長は「デジタルコンテンツは市場の伸びしろが大きい分野。当社の規模でも3、4年で会員数5千万件を達する可能性は十分にある」と話している。
 同社は2004年設立、資本金4千万円。浮城社長は北九州市出身、1976年11月生まれの33歳、九州国際大学経済学部卒、家具輸入商社で営業経験を積み27歳で同社を設立した。趣味はゴルフ。