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2012年中に中国で運搬車拡販へ  筑水キャニコム    13年度売上高5億円目指す


 産業機械運搬車、草地機械などを製造する株式会社筑水キャニコム(うきは市吉井町、包行義郎社長)は、2012年中に中国で運搬車などの拡販に乗り出す。
 2010年に中国江蘇省常州市に現地法人「筑水農機(常州)有限公司」と産業用車両の生産工場を開設し、すでに江蘇省で現地農機販売店と代理店契約を結び、運搬車2百台を受注するなど市場拡大の準備が整ったため。さらに3月までに福建、浙江、江西、湖北の4省で現地農機販売店と代理店契約を結ぶ計画。年内中には新たに湖南省や広東省など7省で販路拡大する。
 中国での初年度販売目標は1千台で、13年度(2013年1月1日~12月31日)の売上高は5億円を目指す。包行社長は「市場が大きい中国での販路拡大に力を入れて海外展開の弾みとしたい」と話している。
 同社は1955年12月設立。資本金3億4740万円。従業員数2百人。11年3月期売上高は43億5千万円。
 包行社長はうきは市吉井町出身、1951年2月23日生まれの61歳。福岡大学経済学部卒。趣味は読書。