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20年9月中間は増収減益  新日本製薬


広告配分で減益は計画通り、コロナ影響は限定的

東証マザーズ上場の化粧品、健康食品、医薬品企画・通販の新日本製薬㈱(福岡市中央区大手門1丁目、後藤孝洋社長)の2020年9月期第2四半期(2019年10月~3月31日)決算は、売上高が前年同期比1・7%増の168億3400万円、経常利益が同22・3%減の11億300万円で増収減益だった。百万円未満切捨て(以下同)。
営業利益は同24・1%減の10億9800万円、四半期純利益は同20・7%減の6億8500万円だった。
主力の「パーフェクトワン」シリーズなど化粧品が堅調で、消費増税による駆け込み需要の反動は軽微に、また、新型コロナウイルス感染拡大の影響も限定的だった。営業減益は、上期に広告投資を多く配分したためで、計画通りの着地だったという。
通期は売上高で前年比4・3%増の350億円、経常利益で同10・7%増の31億3千万円の見通し。当初予想を据え置くものだが、外出自粛の動きでオールインワン商品の需要拡大、また、健康維持や免疫力向上への関心からヘルスケア商品の需要拡大を見込む。

2020年5月26日発行