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2期連続過去最高収益、純利益も3期ぶり増益  福岡リート投資法人    キャナルシティ博多のサウスビル稼働が寄与


 地域特化型不動産投資信託の福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、茶木正安執行役員)の2013年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比1・5%増の72億円で2期連続増収。また同じく2期連続で過去最高となった。経常利益は横ばいの20億500万円だった。
 保有する「キャナルシティ博多」内の「サウスビル」で昨年9月にリニューアルが完成し、以後にテナントが稼働したことなどが寄与した。営業利益は同1%増の26億2200万円。当期純利益は同0・6%増の20億400万円で、3期ぶりの増益となった。期末時点で保有する20物件の稼働率は99・3%と高稼働を維持しており、1口あたりの分配金は1万6289円で前期より96円増えた。
 2013年8月期は営業収益で前期比4・4%増の75億1800万円、経常利益で同11・5%増の22億3600万円を見込む。

 北天神のオフィスビルを28億円で取得

 また、福岡リート投資法人は3月28日、福岡市中央区天神4丁目のオフィスビルを28億円で取得した。
 ビルはダイエーショッパーズ福岡店北隣の「天神ノースフロントビル」。敷地面積1154平方m。地上8階建てで延べ床面積は約6893平方m。現在、大手企業のコールセンターなどが入居し稼働率は一〇〇%。年間賃料収入で2億1300万円が見込めるという。当該物件の信託受益権を売主である福岡天神開発特定目的会社から取得した。今回の取得は福岡リート投資法人と売主とが直接関係がない、いわゆる外部からの取得となる。