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2月期決算は売上高5・3%減で減収減益  博多大丸2月期    衣料・高額品の低迷で


 株式会社博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、森川善博社長)の10年2月期決算は、売上高が679億8115万円で前期比5・3%減、経常利益は26億4432万円で同15・4%減の減収減益だった。
 新カードを発行した昨年末以降は前年売り上げを上回る月もあったが、通期では婦人・紳士服衣料や海外ブランドなど高額品の不振で減収となった。利益面では販管費でローコスト化を進めたが減収が響いて営業利益は前期比16・7%減。また、売場改装による特別損失などで当期純利益も同6・4%減の15億3727万円となった。
 店舗別の売上高は、福岡天神店が同5・3%減の630億5427万円、長崎店が同9・0%減の49億2687万円だった。今期について同社では、「来春の新博多駅ビル開業を控え、将来に向けた基礎固めの年として、マーケットの志向に基づいた魅力ある商品提案、楽しく安心して買い物ができる環境づくり、サービスの徹底に取り組む」と話しているが、急激な景気回復は望めないとして減収減益を予想している。