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2月は、全般に動き鈍く10・1%減  九州・沖縄地区百貨店売上高    節約志向で苦戦続く


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(18社28店舗)の09年2月の売上高は395億円で前年同月比10・1%減、15カ月連続のマイナスとなった。
 節約志向が続く中、衣料品を中心に冬物処分セールや春物の動きが鈍く苦戦した。高額商品、特選ブランドも依然として不振が続くほか、バレンタイン商戦も、身のまわり品などが低調、14日が土曜日だったこともあり盛り上がりに欠けた。全体としては、昨年より営業日が1日少なく、15カ月連続の前年実績割れとなった。商品別動向をみると、衣料品は全般に動きが鈍く同10・7%減。内訳は、「紳士服用品」が肌着、ワイシャツ、セーター、ネクタイなどが苦戦し同16・4%減、「婦人服用品」はコート、セーターなどが苦戦し同8・0%減、「子供服用品」は全般に動きが鈍く同10・5%減、「その他衣料品」が同17・8%減だった。また、「身の回り品」は婦人服、特選ブランド、ハンドバッグなどの動きが鈍く同12・2%減、「雑貨」は、眼鏡、宝石などの動きは良いものの、美術工芸、時計などが苦戦し同14・4%減、「家庭用品」は、家具関係の動きが全般に鈍く同10・0%減となった。「食料品」は、同5・9%減だった。主要都市の状況は名古屋12・2%減、大坂12・3%減、北九州13・4%減、福岡11・5%減となった。