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19億5千万円かけホテルイル・パラッツォを改装   ジャスマック    来年7月オープン


 飲食店の経営、ホテル・旅館の経営及び運営管理の株式会社ジャスマック(福岡市中央区春吉3丁目、葛和伸隆社長)は、09年1月から、同区春吉3丁目のホテルイル・パラッツォを休業し、全面リニューアル工事に着手する。総工費は19億5000万円で、オープンは09年7月。
 今回のリニューアルでは「ハウス イン ホテル」をテーマに、西洋のモダンタッチと日本のおもてなしの融合を目指す。外観は従来のデザインを生かし、客室と内装を落ち着きのある暖色を用いたデザインに全面的に変更する。また、ロビーに宿泊客専用のコンシェルジュスペースも設ける。さらに、ブライダル部門の強化のために、「光のチャペル」を設置して年間220件の婚礼確保に取り組む。客単価は1万6000円から2万1000円で、初年度目標売上高は13億4000万円。葛和社長は「街づくりカンパニーとして、人が界隈するエリアづくりの一環として取り組みたい。デザイナーズホテルの先駆けとして、高級旅館のおもてなしを西洋のモダンデザインホテルで実現する」と話している。
 同ホテルは1989年竣工、地下2階、地上8階で、客室数62室、敷地面積2517平方m、建築面積1425平方m、延床面積6015平方m。
 同社は1999年12月設立、資本金4000万円、従業員数は48人。葛和社長は東京都出身、1965年11月2日生まれの42歳トロント大学経済学部(カナダ)卒。趣味は家族との団欒。