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15年度までにメガソーラー50MW建設へ  キューコーリース    第1弾は玉名郡に1・7MW


 株式会社キューコーリース(福岡市中央区高砂2丁目、後藤和雄社長)は株式会社九電工(同町)、JFEエンジニアリング株式会社(東京都)と共同で、2015年度までに全国数カ所でメガソーラーを建設し、出力計50MW規模を目指す。
 2月に3社共同出資(出資比率同社60%、九電工30%、JFEエンジニアリング10%)の特別目的会社株式会社九州シャインエナジー(同区天神1丁目)を設立し、3社の営業ネットワークを生かして事業展開していく。新会社ではキューコーリースがアセット・マネジメントと資金調達、JFEエンジニアリングが設計・施工、九電工が稼働後のオペレーションとメンテナンスを担当。資金調達は金融機関からノンリコースローン(非遡及型融資)で調達する。
 第一弾として、熊本県長洲町に最大出力1・7MWのメガソーラー発電所を建設しており、9月からの稼働を目指す。建設地はJFEエンジニアリングのグループ会社が所有する遊休地。設置面積は1万8178平方mで、約7200枚のパネルを設置する。年間予想発電量は一般家庭約500世帯分の年間消費電力に相当する182万kWh。同社では「太陽光だけでなく、地熱発電、風力発電に適した発電所用地の確保や事業化の検討も進めていきたい」と話している。
 同社は1988年7月設立。資本金は27億5992万2140円。2012年1月にオリックス株式会社を引受先とした第三者割当増資を行い、オリックスが90%、九電工が10%の株式を保有する形となっている。