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14年3月期見込みは舶用受注減で減収減益  東洋ホイスト    利益率12%で7期連続10%越え


 巻上げ装置・電動ホイスト製造の東洋ホイスト株式会社(糟屋郡新宮町、東谷典章社長)は、2014年3月期決算で売上高が前期比1・7%減の25億3000万円、経常利益が同26%減の3億円を見込んでいる。
 船舶業界が不調で舶用クレーンの受注が減少していることに加え、利益確保を重視した選別受注を実施しているため減収減益となるが、経常利益率は11・8%と、期首当初の目標である利益率10%越えは7期連続で達成する見込み。事業別売上げ見込みは、メンテナンスが同3・3%増の9億円、ホイストが同9・8%増の8億5000万円、環境クレーンが同20%減の4億5000万円、舶用クレーンが同9・8%減の3億3000万円。東谷社長は「アベノミクス効果で中小企業の投資意欲が高まり、下半期は受注が拡大しているが、工場のオーバーフローで今期中の出荷量が限度に達しているため、売上増につながらなかった。受注残のある来期は増収増益に期待したい」と話している。
 同社は1923年創業、58年9月設立。資本金は6000万円。従業員は95人。東谷社長は山口県出身、49年3月16日生まれの64歳、京都外語大学卒、趣味は読書と少林寺拳法。