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12月12日に「子どもの村福岡」上棟式  子どもの村福岡   来年4月に開村


 NPO法人「子どもの村福岡を設立する会」(福岡市中央区赤坂3丁目、満留昭久理事長)は、12月12日、総事業費2億1000万円をかけ同市西区今津地区に建設している児童福祉施設「子どもの村福岡」の上棟式を行う。
 これは親の病気や離婚、育児放棄など様々な社会問題を背景に、家庭的環境を失った子供達の救済および社会的養護、自立支援を目的としたもので、来年4月の開村を計画している。場所は県道54号沿い、今津特別支援学校から約100m北東側。敷地面積は約3500平方m。敷地内に2階建て戸建て住宅5棟およびセンターハウスを着工し、来年3月の完成を目指す。戸建住宅の延べ床面積は116平方mから135平方m、間取りは4LDK。センターハウスは299平方mで1階が事務室、カウンセリングルーム、ミーティングルーム、多目的ホール、2階が村長の家となる。開村後は研修を受けた育親(里親)と子供3~5人で1家族を構成。村長および育親アシスタント2人がセンター棟に常駐し、同村の運営、育児支援、地域支援を実施する。初年度は乳幼児のみ5~10人を受け入れ、5年後に乳幼児と小学生5~10人の計25人、10年後には乳幼児と小・中学生15~25人を受け入れる計画。スタッフは古賀信敞村長ほか10人。古賀村長は熊本県人吉市出身、1945年11月18日生まれの64歳。福岡大学第二商学部卒業後、福岡市子ども総合相談センター子ども支援課長を経て、子どもの村福岡を設立する会理事に就任。現在、特定非営利活動法人「青少年の自立を支える福岡の会」理事長を兼任している。趣味は読書。
 同会は、現在132カ国、450カ所で活動する世界最大の子供支援NPO団体「SOSキンダードルフ(子どもの村)」(本部オーストリア)の日本支部として06年7月に設立。今年7月には福岡国税局から「認定NPO法人」を認定。支援会員数は個人938人、団体236企業・団体(09年10月現在)。