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12月は2・7%減の399億3900万円  九州・沖縄地区百貨店売上高    2カ月ぶりのマイナス


 九州百貨店協会に加盟する九州・沖縄の百貨店(15社22店舗)の2012年12月の売上高は前年比2・7%減の399億3900万円(100万円以下は切捨て)で、2カ月ぶりのマイナスに転じた。
 例年以上の気温低下で主力の重衣料などが前月に需要前倒ししており、比重の大きい歳暮商戦も国政選挙の影響から不振だったことが影響した。内訳は雑貨が1・6%増の44億2700万円、衣料品が1・9%減の124億5200万円、食料品が3・5%減の15億900万円、家庭用品が4・8%減の21億600万円、身のまわり品が5・1%減の40億4600万円。

 福岡市は0・2%減の232億100万円

 また、福岡市の12年12月の売上高は同0・2%減の232億100万円で、2カ月ぶりのマイナスとなった。
 九州全体と同様に、前月への需要前倒し傾向が見られたが、その中でも総菜(プラス13・5%)や、ここ数カ月好調を持続する美術・宝飾・貴金属(プラス3・7%)などが健闘し、微減にとどまった。内訳は雑貨が2・1%増の27億6700万円、家庭用品が1・2%増の8億100万円、食料品が0・2%減の73億1000万円、衣料品が0・3%減の69億800万円、身のまわり品が1・0%減の39億1800万円だった。
 主要都市の状況は、東京が1・1%減、名古屋が1・2%増、大阪が2・3%増となった。