NEWS

  • 地域

100周年の15年度で売上4000億円目指す  安川電機    3カ年の新中計、新規事業で400億円


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、津田純嗣会長兼社長)は、創立100周年となる2015年度まで3カ年の新中期経営計画を策定。最終年度で売上高4000億円、営業利益400億円を目指す。
 新中計の名称は「Realize100」。高収益体質の実現へ営業利益率10%以上、また、海外売上高比率で65%を目指す。このほか、環境やエネルギー事業など新規事業のコア事業化とロボティクスヒューマンアシスト事業領域で多くの芽の創出を図る。これらにより新規事業の売上高で400億円を目標に据える。

 13年3月期は増収減益

 また、同社の2013年3月期連結決算は、売上高が前期比1・1%増の3103億8300万円、経常利益は同10・1%減の140億5300万円で増収減益だった。
 営業利益は同11・8%減の130億7000万円、当期純利益は同19・3%減の68億円。主力の部門別にみると、ロボット部門は国内外の自動車業界向けの溶接、ハンドリング、塗装ロボットなどが堅調に推移。売上高、営業利益ともに増加した。一方、モーションコントロール部門はACサーボモーター・コントローラーが海外市場の減速、円高やマグネット高騰の影響を受け売上高、営業利益ともに減少した。
 今期は売上高で前期比12・8%増の3500億円、経常利益は同70・8%増の240億円を見込む。