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10月1日、電動バイク3機種を発売  明和製作所    今期90台の販売目指す


 電気モーター製造・販売の株式会社明和製作所(前原市志登、生野岳志社長)は、10月1日、電動バイク3機種を発売する。
 これはオーシャンエナジーテクニカ株式会社(熊本県玉名郡和水町江田、横山高明社長)が販売する電動バイクを地域販社として発売するもの。今後は、2社が共同で国産のSRモーター(スイッチトリタクタンスモーター)を搭載した電動バイクの開発に着手していく計画で、今回は市場調査も兼ねた販売となる。3機種は「MEROS―Ⅲ」(税込価格24万5000円)、「aicо」(同19万8000円)、「WARCAR―5」(同29万8000円)。最高速度は、それぞれ50km、45km、55kmで、3機種とも家庭用コンセントから充電ができる。今期の売上目標は90台。生野社長は「通常の原動付自転車に比べ単価が高いので主な顧客対象はCSRなどに熱心に取り組む企業など。今後はさらに電気自動車などのEV駆動システムの開発に注力し、次の時代に生き残れる企業を目指したい」と話している。SRモーターは回転子に永久磁石や巻線がなく、堅牢で耐熱性に優れる特徴を持つ。
 同社は1967年設立。資本金は2200万円。売上高は7億7600万円(3月期)。従業員数82人。生野社長は大阪府出身、1962年5月30日生まれの47歳。立命館アジア太平洋大学経営大学院修了、趣味は音楽とスポーツ。