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10億円投じ関東など4工場の生産設備増強  イフジ産業    高機能商品増産のため


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)は、高機能商品の増産のため、今後3年以内に関東工場など4工場に約10億円を投じて生産設備を増強する。
 同社は、昨年夏に業務用として製菓用凍結卵白の新製品2種類を開発し、年明けから本格的に販売を開始した。今後もこうした高機能・高付加価値商品の開発と増産を図る方針で、全国4カ所の液卵工場の設備を増強する。まず、4工場で最大の生産能力を持つ関東工場(茨城県水戸市)に約5億円をかけて、商品を品目別に貯蔵できるタンクや専用の充てん機などの設備を増強。来年の完成を目指す。その後、関西工場(京都府綴喜郡井手町)、名古屋工場(愛知県安城市)、本社工場(粕屋郡粕屋町)の生産設備を順次増強する計画。同社は1972年10月設立で、資本金は4億5500万円。従業員は89人。09年3月期の売上高は102億3900万円で、経常利益は3億100万円。