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鹿児島の医療機器販売会社を完全子会社化  キシヤ    グループ4社体制に


 総合医療機器商社の株式会社キシヤ(福岡市東区松島1丁目、楠田幸次郎社長)は3月2日、医療機器販売の大同医科器械株式会社(鹿児島市西千石町、中島広智社長)の全株式を取得し資本・業務提携を締結、完全子会社化した。
 産科・婦人科向けの医療機器販売を中心に事業展開する同社の強みを生かし、同分野の専門性を強化する狙い。大同医科器械は1948年創業、60年10月設立、資本金1300万円、従業員28人。鹿児島本社のほか鹿屋市、宮崎市に営業所を持つ。代表取締役会長に楠田幸次郎キシヤ社長、取締役社長に上村慎一郎キシヤ社長室長が新任した。今回の子会社化で、病院物流支援業の株式会社ティーエッチエル(福岡市博多区榎田2丁目、徳永利隆社長)、整形外科向け医療機器販売の株式会社オルソ・メディカル(熊本県上益城郡嘉島町、柴田恭男社長)と合わせてグループ4社体制となった。同社では「グループ一丸となってより一層提案力を高め、医療機関の皆さまに満足いただけるような営業展開を実現したい」と話している。
 大同医科器械の役員は次の通り。
 ▼名誉会長 中島広智▼代表取締役会長 楠田幸次郎(キシヤ代表取締役社長)▼取締役社長 上村慎一郎(キシヤ社長室長・執行役員部長)▼監査役 友川雅治(キシヤ管理部長・執行役員部長)▼顧問 中島廣行、中島智鶴子
 キシヤは1910年6月創業、68年6月設立。資本金5000万円、従業員496人、2015年5月期売上高見込みは550億円。沖縄を除く九州全域に13事業所、福岡市博多区に在宅福祉店舗、物流センターを置いている。楠田社長は筑紫野市出身、1958年3月25日生まれの57歳、趣味はゴルフ、読書。