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駐車場稼働が回復基調で増収増益  トラストパーク    通期経常は約4倍見込む


 駐車場経営のトラストパーク株式会社(福岡市博多区住吉4丁目、渡邉靖司社長)の10年6月期第2四半期(09年7~12月)連結決算は、売上高が23億9243万円で前年同期比8・3%増、経常利益が2920万円で同22・8%増の増収増益となった。
 新規駐車場開発の推進とカード会員拡大、料金改定や駐車場賃借料の見直しなどを進めた結果、増収増益となった。駐車場数は前年同期比39カ所増の460カ所、車室数は同1333室増の2万503車室となった。事業別では駐車場事業が新規駐車場開発や既存駐車場の収益力向上、不採算駐車場からの撤退を推進したことで、売上高23億4837万円の同7・1%増、営業利益は1億1000万円の同約2・7倍の大幅増となった。CG制作事業ではメーンクライアントからの受注確保と新規顧客開拓を進めたが、企業収益悪化による経費削減傾向の影響で売上高1153万円の同4・8%減、営業損失333万円となった(前年同期は営業損失521万円)。不動産等事業では駐車場を中心とした不動産売買仲介や、10年7月に竣工する鹿児島県のマンション開発によって売上高258万円の同42・0%減、営業損失2546万円(前年同期は営業損失278万円)。飲食事業は売上高2994万円、営業損失3668万円となった。10年6月期は、サービスの質の向上や営業力強化に引き続き取り組み、駐車場会員カードの拡大を図ることで、売上高48億円で同7・5%増、経常利益1億4000万円で同4倍の増収増益を見込んでいる。