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飯塚市のITベンチャー・マルテックに出資  ジェイエムテクノロジー    ソフト開発を委託


 システム開発、半導体サービス業などの株式会社ジェイエムテクノロジー(福岡市博多区下川端町、植木一夫社長)は、3月末にITベンチャーの株式会社マルテック(飯塚市幸袋、リン・ウィイ社長)に出資し、ソフトウエア開発の一部を同社インドネシア法人に委託する。
 ジェイエムテクノロジーは、オフショア開発を進めるパートナーとして留学生らが設立したマルテックの海外ネットワークを活用するもの。マルテックが今月末に実施する500株の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の14・2%を保有する。6月から初年度で売上換算3000万円の開発業務を委託し、5年後には5~10倍に引き上げる。植木社長は「留学生のITベンチャーを支援することで、福岡がアジアの玄関口という具体的な位置づけを示したい」と話している。
 マルテックは2001年2月設立。資本金300万円(10年2月末現在、発行済株式数は3000株)。国内では行政向けシステムや民間向け販売管理システムを開発し、留学生を中心に従業員13人。インドネシア法人では、携帯電話向け動画配信事業などを展開、従業員30人。10年4月期売上見込みは1億円強。
 ジェイエムテクノロジーは1995年3月設立。資本金3億2620万円。2010年2月期は売上高31億円を見込んでいる。