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食品フロア南ゾーンを大規模リニューアル  福岡三越    開業以来初、新規6店舗を出店


 株式会社岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、太田垣立郎社長)が経営する福岡三越は10月30日、地下2階の食品売場南ゾーンをリニューアルオープンした。
 今回のリニューアルでは「駅ちかマルシェ」として、生鮮品売り場が中心の南側フロアを一新、新規6店舗を出店した。京都発祥の青果ショップ「京都 八百一」では九州初登場の「クック1/2コーナー」を設け、蒸す、焼く、茹でるなどの工程を経た半調理野菜を中心とした商品も扱う。精肉では鍋や総菜も販売する「肉処 えんや」、鮮魚では長浜鮮魚市場から入荷する「魚辰本店」が全国初出店。そのほか全国各地の珍味や菓子、調味料などをそろえるグロッサリーショップ「北野エース」、ワインセラーを設け高額な商品も扱う「ワインショップニコラ」、京都の老舗料亭・美濃吉が手がける九州初出店の和総菜店「季の菜」、カウンター席を設けた「キーコーヒー」、カット販売に対応するカッティングルームを新設したチーズショップ「欧グルマン」が拡大オープンした。
 また、ギフトフルーツ、ジェラート、スイーツを扱う「ハナフル」、コーヒーマシーン、カプセルを扱う「ネスプレッソブティック」を移設オープン、酒類を扱うリカーショップも試飲コーナーを新設しリモデルした。リニューアルに合わせレジコーナーを2カ所に集約、駅ちかマルシェ専用の「集中レジ」を全7台導入し、会計時間の短縮を目指す。
 同店では「1997年の開店以来最大規模のリモデル。開業から16年、消費者のライフスタイルも変わり忙しい女性が多くなった。ターミナル百貨店としての立地に合わせて、生鮮食品、総菜のほか調理の時間短縮や負担を軽減する商品もそろえている。利便性と三越のブランド力を強みに集客を図りたい」と話している。