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顧客データ一元管理システムを導入  サンミリオン    解析データを新規事業に生かす


 データベースマーケティング業、コールセンターの運営、健康食品の卸売などを手がける株式会社サンミリオン(福岡市博多区博多駅中央街、小川秀明会長兼社長)は9月21日、顧客データを一元管理できるマーケティングCTIシステム「DISH」を導入した。
 同社がこれまで導入していた旧システム「ラックス」のリース期限が満了したのを機に作業の効率化を図り新たに導入した。同システムはデータベースマーケティング支援事業の株式会社ランドスケイプ(東京都新宿区、高岡亮社長)が自社コールセンター内で開発した顧客とのコンタクト履歴を一元管理できるシステム。同システムを生かすことで顧客データの消去や付加などの作業効率と、これまでの取引データ、顧客属性解析など分析能力が向上するほか、ランドスケイプ社が保有する日本最大級のデータベースとの連携も可能になる。同社では博多駅交通センタービル9階に構えるコールセンター内のコンピュータ160台に同システムを導入し今後は解析したデータを新規事業に生かす方針。小川社長は「現場で生まれたシステムなので、信頼性、精度も高いシステム。データ解析からニーズを分析し通販などの他事業や新規事業に生かしたい」と話している。
 同社は1993年2月設立、資本金は33百万円。09年1月期の売上高は12億73百万円。従業員数は226人。グループ会社に投資・不動産賃貸業の株式会社サンホールディングス、商品梱包・配送の株式会社ファミリー物流センター、広告代理店業・イベント企画の株式会社サンミリオンエージェンシー、基礎化粧品販売の株式会社イデア、健康食品・基礎化粧品販売の株式会社おりなす、野球塾運営(技術指導、健康管理の指導)の株式会社PBSがある。10年1月期グループ全体の合計売上高は32億17百万円。小川社長は徳島県阿南市出身。1961年12月5日生まれの48歳。東亜大学経済学部卒。趣味はゴルフ、スキー。