NEWS

  • 地域

韓国KPC社への出資30%に引き上げ  昭和鉄工    取得額は2億8千万円


 熱源、空調機器製造の昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)は12月25日、韓国の合弁会社でガス浄化機器やディスプレー装備を製造するコリア・パイオニクス(KPC:金鎭瑢社長)への出資比率を10%から30%に引き上げ、第2位株主となった。取得額は約2億8000万円。
 中国を中心に液晶用オーブンや有機EL用オーブンの需要が拡大していることから、製造委託先として関係を強化するのが目的。これまで昭和鉄工は、KPCの株式74万7400株を取得しており第3位株主だったが、第2位株主の三菱ガス化学株式会社の子会社である日本パイオニクス株式会社(神奈川県平塚市)から149万4800株を28億ウォンで取得し、昇格した。2005年に出資以降、KPCに技術供与や製造委託を実施していた。
 KPCは1995年7月設立、資本金は37億3700万ウォン。2012年12月期売上高は168億2100万ウォン。
 昭和鉄工は1883年10月創業、1933年4月設立。資本金は16億41百万円。2013年3月期売上高は101億2800万円。出先は東京支社、大阪営業所など10営業所、関係会社は昭和ネオス株式会社、昭和トータルサービス株式会社、朝日テック株式会社、大連氷山空調設備有限公司。従業員は393人。