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韓国・現代LED社の西日本地区総代理店に  カンサイ    好調なLED照明器具のラインナップ拡充


 電設資材卸売の地場最大手、株式会社カンサイ(福岡市博多区東比恵3丁目、忍田勉社長)は、日本市場に本格参入する韓国・現代百貨店の照明事業子会社、現代LED社と西日本地区の総代理店契約を締結し、4月から同社製品の本格販売を開始した。
 これは、東日本大震災以降の節電・省電意識の高まりを背景に、好調なLED照明器具のラインナップを拡充するもの。LED照明市場は従来メーカー以外の新規参入が多く低価格化が加速している。ウォン安や低コスト生産で価格を国内企業の同等製品に比べて3~5割程度抑えるという現代LED社製品の取り扱いで、「ニーズに応じた最適な提案営業をさらに推進していく」(忍田社長)。取り扱う現代LED社製品はオフィス向けの直管型など業務用が中心で、すでに1万本を発注。自社での販売と並行して、輸入元として販売店網を構築し、同業他社などへも販売していく。
 同社は1948年4月創業、54年3月設立。資本金96百万円。従業員2百人。九州全域に30カ所の営業所を展開。LED照明販売では、ここ数年取り組む川上である施主への営業強化や、初期投資を抑えられる独自のレンタル方式による提案営業が奏功し、全国区企業からの大型受注も相次いでいる。2012年3月期売上高は、LED照明がけん引し2期連続増収の205億円となる見通し。