NEWS

  • 地域

電気ビル共創館移転で図書館を2倍に拡張  九州経済調査協会    「ビズコリ」に改称


 財団法人九州経済調査協会(福岡市中央区大名1丁目)は2012年春、事務局を現在の自社ビルから同区渡辺通2丁目に建設中の地上14階・地下2階建ての「電気ビル共創館」に移転するのに伴い、経済図書館を「BIZCOLI(ビズコリ)」に改称し、現在の約2倍の6百平方mに拡張。4月3日にリニューアルオープンする。
 共創館には一般企業以外にも九州経済連合会など経済8団体が入居する。同会も移転を機にこれまで蔵書や閲覧機能だけだった図書館に、ミーティングルームや交流ラウンジを設け、「市民の知の交流拠点」を目指す。名称は「ビジネス」と「コミュニケーション」「ライブラリー」を組みわせた造語。
 ビズコリは同ビル3階に入居。書架、閲覧スペース、半個室(15席)などを設け、室内には無線LANを整備し、パソコンも貸し出す。現在、同財団が定期的に開催する「イブニングセミナー」のような研究会も開催し、勉強会の会場としても提供する。蔵書は現在の約30万冊から絞り、経済、社会に関する統計、専門書を中心に約20万冊とする。利用は同会の賛助会員(企業・団体)所属の個人だけでなく、有料で一般(20歳以上)にも開放する。料金は未定。利用時間は午前10時から午後10時までで、土曜日も午前10時から午後6時まで開ける。