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長崎銀行を株式交換で完全子会社化へ  西日本シティ銀行    経営の迅速化・効率化図る


 株式会社西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は12月、連結子会社の株式会社長崎銀行(長崎市、山本一雄頭取)を株式交換(以下・本株式交換)方式で完全子会社化する。
 これは4月にスタートした西日本シティ銀行の中期経営計画に掲げるグループ総合金融力のさらなる充実に向けて、9月25日開催の両行取締役会で、12月18日を効力発生日として、西日本シティ銀行を完全親会社、長崎銀行を完全子会社とする本株式交換を実施することを決議し、同日、両行間で株式交換契約を締結したもの。完全子会社化で、グループ経営の迅速化・効率化を図るとともに、グループ各社と長崎銀行との連携強化などを通じて長崎銀行の経営基盤を一層強化する。
 本株式交換は、西日本シティ銀行は簡易株式交換の手続きで株主総会による承認を受けずに、長崎銀行は11月26日開催予定の臨時株主総会および普通株主による種類株主総会で株式交換の承認を得た上で実施する。株式割当比率は長崎銀行普通株式1株に対して、西日本シティ銀行普通株式0・067株を割り当てる。ただし西日本シティ銀行が保有する長崎銀行普通株式1億1024万3000株は、本株式交換による割当ては行わない。
 西日本シティ銀行では「グループにおける長崎銀行の位置付けは長崎地区のエリアカンパニーとして変わりなく、同行の金融仲介機能の一層発揮で、地域とともに成長・発展していく好循環の実現を目指していく」と話している。